こんにちは、Kotaxです。
富士通テン ECLIPSE(イクリプス) TD510MK2 購入記の第三回です。
前回は、とりあえず自分の好みのスピーカーがHiFiと呼ばれるものだというらしい、ところまででした。
(前回ブログ)
<レビュー②>身震いする感動! 富士通テン ECLIPSE(エクリプス) TD510MK2 HiFiってのを買えばいいんだな編 - Kotaxの買い物日記
ためしにGoogle検索で「Hifiスピーカー」と検索すると、2番目にECLIPSE Home Audio Systemsと出てきます。今回僕が購入したスピーカーですね。
ちなみに1番はBoseのスピーカーが出てきます。これまでのブログで、BOSEは味付けたっぷりのHiFiとは対極にあるようなものらしい、と書いたスピーカーが、HiFiでGoogleトップ検索。。。オーディオ界は本当に難しい。。。まあとにかくBOSEは今回は除外です。
で、今回TD512MK2を購入したのは、別にGoogleの検索順位で購入を決めたわけではありません、もちろん。
HiFiスピーカーといってもまた定義も曖昧でで、商品のホームページを見てもどういう理屈で原音再生を志向しているのか(素人には)よく分からないスピーカーも多いのですが、そんな中、いたく熱心に素人にも分かりやすく原音再生の方法を語っている理論があったんです。
その理論を
- タイムドメイン
と言います。普通とはちょっと違うユニークな理論なんです、これが。
タイムドメインとは何か?
タイムドメインのポイントは、
- 耳に届く音は一つ(一波形)でしょ
ってことです。
いや、当たり前なんですけど、世の中にある多くのスピーカーって音が出るところが分かれてるでしょ。一般的に、スピーカーは、高・中・低それぞれの音を明瞭にするために、スピーカーをそれぞれの音域に分解して鳴らします。
低音を担当するウーハ―なんかが一般的ですよね。
それ以外にも、高音はツイーター、中音はスコーカーという具合です。それぞれから分断された音が鳴るわけですから、どうしてもタイムラグや音の重なりが生じます。これが「正確じゃない」というわけです。
これに対してタイムドメインスピーカーとは、音を細分化するのではなくて、録音された音をそのままの形で原音再生しましょう、耳に届けましょう、というのがコンセプトらしいです。創始者の由井啓之さんがいみじくも料理に例えておられます。コーヒー牛乳を飲むのに、先にコーヒーを飲んでその後牛乳を口に含んでも美味しくないでしょう、ってことです。
リンク:http://www.healing-speaker.net/cw-yoshii/timedomain.html
原音再生するための工夫としては、
- 箱の振動をなくす。箱が振動すると余計な音が混じるので。
- 音を鳴らす基準点を作って、そこを固定する。
- 全ての音を出すために、小さいコーン紙を効率よく鳴らす。
ってことらしいですね。
リンク先ではインタビューでそのようなことが書いてあると思うのですが、この理論と工夫は、素人にもなんとか理解できそうなきがします。
もちろん、その先の細部の技術や深遠な理論には到底ついていけないのですが、とにかく職人技でしか表現できないこのオーディオの世界で、読み込めば理解ができるこのような理論とアイデアに敬意を表し、今回購入するスピーカーはこのタイムドメイン理論のものにしてみようかなと思ったわけです。
<続く>